最近、久しぶりにエレキギターを手にする機会がありました。18歳の頃にギターを始め、30歳くらいまではバンド活動もしていました。当時はライブハウスに通い、仲間とスタジオに入り、機材の話で盛り上がる日々を過ごしていました。しかし、その後は仕事や生活の変化もあり、いつしかギターから遠ざかってしまいました。
それから長い年月が過ぎ、ふとしたきっかけで再びギターを弾き始めました。昔弾いていた曲を思い出しながら指を動かしていると、若い頃の記憶が少しずつ蘇ってきます。指の動きはさすがに衰えていましたが、それでもアンプから音が出るだけで楽しいものです。
そんな中で、何気なくインターネットでギター機材を眺めてみたのですが、そこでまず驚いたのがエフェクターの種類の多さでした。
私がバンドをしていた頃も、もちろんエフェクターはたくさんありました。オーバードライブ、ディストーション、ファズ、コーラス、ディレイなど、定番と呼ばれるものがあり、多くのギタリストはその中から自分に合ったものを選んでいました。しかし、現在の市場を見ていると、その数は当時の比ではありません。特に歪み系のエフェクターだけでも、何百種類あるのではないかと思うほどです。
同じオーバードライブというカテゴリーの中でも、「ヴィンテージ系」「モダン系」「アンプライク」「透明感重視」「ミッドが強い」「ローゲイン向き」など細かく分類されており、各メーカーが独自の特徴をアピールしています。さらに国内外の小規模なメーカーや個人ビルダーによる製品も数多く存在し、まるで終わりのない世界が広がっているようです。
YouTubeを開けば、プロや愛好家による試奏動画が無数にあり、レビュー記事や比較動画も豊富です。昔は楽器店へ足を運び、実際に試奏して判断することが中心でしたが、今では自宅にいながら世界中の機材情報を集めることができます。その便利さには感心する一方で、情報が多すぎて何を選べば良いのか分からなくなることもあります。
ただ、不思議なことに、その迷う時間も楽しいのです。実際に購入する予定がなくても、「このペダルはどんな音だろう」「今の技術ならどんなサウンドが作れるのだろう」と考えながら機材を眺めているだけでワクワクします。若い頃には予算の都合で手が届かなかった機材や、当時は存在しなかった最新のデジタル機材を見るのも新鮮です。
久しぶりにギターの世界へ戻ってみて感じるのは、機材は大きく進化したものの、ギターを弾く楽しさそのものは何も変わっていないということです。好きなフレーズを弾き、気持ちの良い音が出たときの喜びは、18歳の頃と同じです。
これから実際にどんな機材を手に入れるかはまだ分かりません。しかし、こうして再びギターに触れ、機材を調べ、音作りについて考える時間を持てること自体がとても楽しく感じています。長いブランクを経て戻ってきたからこそ、今のエレキギターの世界の奥深さと面白さを改めて実感している今日この頃です。
