魚のフライを見ると、つい注文したくなってしまう

私は魚料理が好きです。

刺身も好きですし、焼き魚も煮魚も好きですが、その中でも特に心が動くのが魚のフライです。

飲食店のメニューを見ていて「アジフライ」の文字を見つけると、つい気になってしまいます。定食屋でも居酒屋でもスーパーの惣菜売り場でも同じです。今日は別のものを食べようと思っていても、アジフライがあると予定が変わってしまうことがあります。

サクサクの衣の中にふっくらとした魚の身。そこにソースをかけるか、醤油にするか、あるいはタルタルソースにするか。食べる前から楽しみが始まっています。

アジフライはもちろん大好きですが、それだけではありません。

鮭のフライも好きです。鮭独特の旨味と揚げ物の香ばしさは相性が良く、子どもの頃から好きなメニューの一つでした。白身魚のフライも捨てがたい魅力があります。ホクホクした身と軽い衣の組み合わせは何度食べても飽きません。

そして忘れてはいけないのがエビフライです。

エビは厳密には魚ではありませんが、私の中では魚介フライの代表選手です。定食の写真に大きなエビフライが写っていると、それだけで心が動きます。子どもの頃はごちそうの象徴のような存在でしたし、大人になった今でも特別感があります。

考えてみると、私はフライだけが好きなのではないのかもしれません。

魚の唐揚げも大好きです。

骨まで食べられる小魚の唐揚げや、カレイの唐揚げ、ふぐの唐揚げなど、魚の種類によって味わいが大きく変わります。揚げたての香ばしい香りが運ばれてくると、それだけで期待が高まります。

さらに天ぷらもあります。

キスの天ぷら、穴子の天ぷら、メゴチの天ぷら、そして季節によってはワカサギの天ぷら。天ぷら屋さんのメニューを見ると、どんな魚介があるのかつい確認してしまいます。

魚介の天ぷらには独特の楽しさがあります。素材ごとの味の違いがはっきり分かり、それぞれに個性があります。揚げ物でありながら重すぎず、何種類も食べたくなる魅力があります。

不思議なことに、魚介の揚げ物にはどこかワクワクする気持ちがあります。

肉の揚げ物ももちろん美味しいのですが、魚介の場合は「今日はどんな味だろう」という楽しみがあります。同じフライでも魚によって食感も風味も大きく変わりますし、天ぷらや唐揚げになるとさらに表情が変わります。

定食屋でアジフライを見つけた時、居酒屋で魚の唐揚げを見つけた時、天ぷら屋で旬の魚介を見つけた時。そんな時は少しうれしくなります。

年齢を重ねても変わらない食の楽しみの一つが、こうした魚介の揚げ物なのかもしれません。

これからもアジフライに心を動かされ、エビフライに惹かれ、旬の魚の天ぷらや唐揚げにワクワクしながら、美味しい魚料理との出会いを楽しんでいきたいと思っています。